ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から、箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

レストアなったスズキ ジェンマ125

スズキ ジェンマ1252018年7月に入手してから、約3か月ほどでレストアをほぼ終えた。夏本番の時期だったので、汗だくになりながらのレストアだったのだけれど、いろいろなアイデアを盛り込めて、とても楽しく行えた。35~36年前に製造されたジェンマは、今のスクーターにないデザインで、僕のお気に入りだ。機械は大事に使うと応えてくれると常日頃から思っていて、これからも大事に乗っていきたいと思う。
 

 

スズキ ジェンマ125落札

ジェンマ125 ホワイトメーター
試行錯誤の末に、3度目の正直の力で完成したホワイトメーター。詳細は本文に詳しいが、黒いオリジナルメーターと違い、とにかく目新しいのではないだろうか。それに何より純正ホワイトカラーのジェンマ125に似合っていると思う。奇数キロ部分が透過光で光るところも新鮮だ。この透過光のお陰で、夜間のスピードの把握も楽に行える。不動だったガソリンメーターも、メンテナンスを行って復活している。

以前から興味のあったジェンマ125を2018年7月のはじめにヤフオクで入手した。条件付きエンジン始動の現状車という出品者のコメントもあってか、落札価格は22,000円とそれほど競わずに落とせた。出品者が僕の自宅から近かった、というのも入札を後押しする大きな要素だった。それにしても、落札金額が低く抑えられたのは幸運だった。

ジェンマの移送は、業者任せではなく、僕が行った。トランスポーターはないので、100円レンタカーの軽バンを利用した。レンタカー代は、多少の延長を含み、1,600円+ガソリン代で済んでしまった。100円レンタカーは、10分100円から利用できるが、借りる時間の長さによって、割引率が異なるようだ。

 

スズキジェンマ125とは

ライオン ボテ箱
ジェンマ125は、シングルシート仕様と2人乗り用のロングシート仕様が、販売されていた。シングルシート仕様には、リアキャリアに専用シートを取り付けることで、2人乗り可能だった。本機は、ロングシート仕様の販売が少なかったらしく、現在ではこちらの方が人気がある。なかにはシングルシート仕様をロングシート化する方もいるようだ。僕は、アルミ製リアキャリアが付いたシングルシート仕様を好ましく感じていて、ボテ箱がとても似合っていると思っているのだ。

1982年に製造開始、販売された強制空冷方式の4ストローク単気筒125ccで、原付二種に該当するモデルだ。外観は、イタリア製スクーターのベスパにどことなく似ていることから、日本製ベスパと揶揄されたこともあった。今となっては現代版スクーターにない、レトロを感じさせるデザインが逆に良い。

ジェンマ125には、前期型・後期型が存在している。主にブレーキ関係が見直されたようだが、外観はほとんど違いがみられない。僕が入手したものは、製造番号から類推すると恐らく後期型のよう。後期型といっても今から35~36年前に製造されたスクーターなので、昭和を感じさせるスタイルだ。

 

レストア開始

1.車体関係
モノタロウ 錆止めスプレー
サビのチェックをするために、徹底的に分解してみた。30数年も前のスクーターなので、覚悟はしていたのだが、それほどサビは酷くなかった。画像ではサイドスタンドとリアステップのステーが黒だが、改めてサビ止め塗料で塗装してしまった。表に出る箇所は、ほとんどないのだが、艶消しグレーでの塗装がお気に入りだ。

とりあえず、分解できるところは、徹底的に分解していく。フレームにはさすがにサビが出ていたので、主にステンブラシでサビを落としていった。永く乗りたかったので、サビの酷い箇所だけサビ止め+黒のスプレーで塗装しようと思っていた。モノタロウで調達したサビ止めスプレーは、グレーの艶消しを選んだ。本来下地用なのだが、塗り上がった感じがいたく気にいってしまい、フレーム全体を塗装してしまった。

タンク内にも若干サビが見受けられた。燃料フィルターがあるので良しとして、今後の課題とした。

 

2.足回り
ジェンマ フロント ダンパー
フロントショックは、案の定スカスカだった。全く踏ん張りが効かないので、走行中にブレーキを掛けると、底付きするのは間違いないだろう。オーバーホール必須案件だ。ジェンマのホイールは、クルマのようにナットで取り付ける。試しに前後のホイールを入れ替えてみたら、問題なく装着できた。タイヤの回転方向が逆になってしまうので、残念ながら、前後のローテーションはできない。

フロントショックが抜ける不具合は、ジェンマ乗りには共通認識のようだ。

その不具合のあるフロントショックを長年にわたり、オーバーホールしてくださるジェンマの神様がおられる。僕もその方に不足していたパーツを融通していただいた。ジェンマ乗りが頼れる存在で、本当にありがたい。

不具合の症状は、走行中のスピード減速時にフロントブレーキを掛けると、いきなりサスペンションが底を付き、前につんのめる状態となる。怖い目にあった人は数多くいるようだ。本来ならバンプラバーで底付きを抑えるのだが、材質がウレタン素材(確証はない)で、使用している間に脆くなり、最後には無くなってしまうので、底付きとなってしまうようだ。

ダンパー オーバーホール
L型アングルの冶具とターンバックルを利用して、フロントショックの分解を試みた。分解方法は、まず、ショック上部の筒を下方に押し下げる。オーバル状のナットが現れたら、スパナ等で固定。続いて最上部のパーツを大型のモンキーレンチで緩めて外した状態が、この画像だ。形状は違うが、ダブルナットだと思えば、分かりやすい。この後、分解をすると、茶色の粉状のものが出てきた。

僕が入手したジェンマのフロントショックも抜けていたので、物は試しとオーバーホールに挑戦してみた。画像のような冶具を作り、分解を行った。分解してみると、フロントショックの筒から、茶色の粉状のものが出てきた。この粉がバンプラバーの成れの果てだろうか。

ジャンク箱の中に、過去に乗っていたJA11型ジムニーのウレタンブッシュがあったので、ドリルレース*1で加工してみた。ウレタンブッシュの中央には穴があいているので、その穴へボルトとナットを通して固定。ボルトをドリルチャックにくわえさせた。ジェンマのバンプラバーのオリジナル形状が分からないのだが、コイル部分に入れやすいようにテーパー状の形態としてみた。

yss製 リアサスペンション
リアサスペンションは、スプリングレートが切り替えられるyss製に変えられていた。見た目の状態から、何年も経過していないようだ。リアサスペンション下部に巻きついているホースは、ブローバイガスをエアクリーナーに導くもの。オリジナルのホースは、かなり短く、その分吸気が強くなるので、エアクリーナー内にオイルが溜まりやすい構造なのではと考えた。そこで、ホースを長めにしてみたのだ。いわば対策品だが、さて、その効果は?…。

組み上げてからテストをすると、底付きは全くしないし、機能的にも問題ないようだ。ジェンマのサスペンションの構造は、コイルバネとバンプラバーだけというシンプルなものだったので、見事復活することができた。オイルダンパーだったら、こうはいかない。

リアのサスペンションは、前オーナーが新品に交換したようで、まだまだ充分に利用できそうだ。

タイヤはDURO製チューブレス 3.50-10を前後共に選択、エアバルブと一緒にアマゾンで調達した。夏本番の時期だったので、汗だくになりながらのタイヤ交換作業となってしまった。それと、モノタロウで調達した、純正品番と互換性のあるブレーキシューに、前後ともに交換を行っている。

 

3.電装関係
クリアイエロー ヘッドライト
ヘッドライトのレンズにクリアイエローのフィルムを水貼りした。水貼りとは、レンズ面とフィルムの接着面に中性洗剤を数滴たらした水をスプレーして、びしょびしょの状態で貼る技法だ。フィルムの位置をずらして位置出しが行えるので、貼り込む失敗が少なくなる。続いてスクレイパーで、泡や水をかき出せばフィルムが定着させる。奇麗に仕上げるのには、手早く泡と水をかき出すのがポイント。水貼りは、大きな面積を貼る場合には有効な手段だ。

灯火類は全てLED化した。LED化は電球を淡々と置き換えていけばよいのだが、ヘッドライトのLED化は、そう簡単ではなかった。バルブが独自のコネクターで、ヘッドライト裏面からマウントされている。色々と検討した結果、バルブコネクターの改造と、LEDランプ本体の一部をヤスリで削って細身にし、コネクターに入るようにした。早速取り付けてみると、光源の位置をできるだけ合わせたので、光軸も問題ないようだ。ヘッドライトのレンズには、クリアイエローのフィルムを水貼りしてみた。

スマホの電源供給用にトランク左側上のスペースにUSB給電用のコネクターを取り付けている。配線は、バッテリーのプラス端子→リレー→USBコネクターの端子へと、0.75sqの電線を利用した。ジェンマにはライトのオフスイッチがあるので、ポジションオンにするとUSB給電コネクターが導通するように配線をしている。

LED ヘッドライト
ヘッドライトのコネクターを改造して、LEDランプを取り付けた状態。ヤスリと根気で完成した。イニシャルコストが随分と下がったし、オールドタイマーには、LEDがおススメだと思う。消費電力が少ないので、ジェネレーターの負担も少なくなる。

実は、分けあってメーターパネルを新製している。メーターの樹脂ガラスにオイルのようなものが付着していて、気になって仕方がなかった。そこで、メーターユニットを外し、パーツクリーナーや無水エタノールで落とそうと試みたが、なかなか落ちない。繰り返し作業をしていたら、肝心なものが落ちずに、メーターパネルの塗装が溶けて、見るも無残な状態になってしまったのだ。

メーターユニットの中古をヤフオクで、落札しようか迷ったが、思い切ってメーターパネルを新製することにした。

USB コネクタ増設
イグニッションスイッチの左側の空いたスペースに、USB給電用のコネクターを取り付けた。取り付け用の穴は、ほぼ同寸のホールソーによるもの。ポジションオンで、USB給電コネクターに導通する。ハンドルポスト中央に跨るコ型の黒いパーツが無くなっていたので、厚手のカッティングシートで作成した。簡単な形状ではないので、何回か作り直してなんとかでき上がった。

なぜ新製する気になったかというと、インクジェットプリンターで印刷できるプラ板を見つけたことで、解決の目途がたったのだ。そのプラ板は、ジェンマのメーターパネルが収まるサイズという運もあった。インクジェットプリンターで印刷できるプラ板は、ダイソーとセリアで販売されていた。早速、それぞれの店舗へ調達に行った。

次の作業は、メーターユニットの殻割りをするのだが、なかなか隙間に金属ヘラを差し込めない。そこで、ホットガンでユニット接合部を、温めてみることにした。するとブチルゴムが軟化したのか、金属製のヘラでなんとかこじ開けることができたのだ。汚くなった純正メーターパネルを外し、プランを実行していく。

ICウインカー リレー
USB給電コネクターには、リレーを介して配線している。画像右下のリレーはアマゾンで調達した。バッテリーのプラス端子から0.75sqの電線(黄)を、プレームに沿わせて配線をして、フロントトランクの前方の穴の開いた箇所から取り込んで接続した。ウインカーを全てLED化したので、ウインカー用ICリレーに交換している。リレー左手にある大きなパーツは、左側のウインカーユニットだ。

まず、純正パネルをスキャンしてトレースを行った。色付けは、イタリアンカラーにした。ところが、プリントアウトすると、全く違う色調になってしまう。色調がなかなか思うような結果にならずに苦慮してしまったが、ご覧のようなオフホワイトのメーターパネルの完成に、なんとか漕ぎ着けることができた。…と、顛末はこんなところだが、3回も作り直しているのだ。

最初は、汚れた状態の純正パネルにプラ板に印刷したパネルを貼ってせいで、光ムラが大量に出て失敗。

二度目は、汚れた状態の純正パネルの塗料を全部剥がし、印刷したパネルを貼れば成功と思ったら、透け過ぎて機器類の形の影で一部真っ暗、それ以外は真っ白に飛んでしまう失敗。

ガソリンメーター ユニット
ガソリンタンク内にあるフロートセンサーユニットを取り外してみた。ガソリンの量でフロートが上下すると、フロート先端のスイッチがコイルの左右に動き、電気信号をガソリンメーターに送る仕組みだ。ガソリンメーターの不動の原因は、スイッチの摩耗だった。スイッチをヤスリで磨いたら復活したが、スイッチとフロートの位置関係のマークをしていなかったため、メーター表示が狂って何度も調整をする羽目になってしまった。

さすがに知恵がついたので、純正メーターパネルの裏面にメタリックシルバーのカッティングシートを貼り、不必要な光を遮ると共に内部反射を目論んでみた。表面には印刷したプラ板を貼り、奇数キロの位置に小穴をあけ透過するようにしてみた。あけた小穴にレジンを流し込み、50キロ以上には、裏から赤のマジックで色付けして赤い透過光としてある。こうして、やっとの思いでホワイトメーターパネルができ上がったのだ。

それと同時に、ガソリン残量メーターが不動だったので、メンテナンスを行ってみた。ガソリンタンク内にあるフロートセンサーユニットを取り外し、試行錯誤しながら何度か調整した結果、復活することができた。

 

4.エンジン関連
ジェンマ 純正マフラー
ジェンマのマフラーは、慎ましいオリジナルがよい。外装を取り付けるとマフラーが半分以上隠れてしまう。その分、熱が籠るので、夏場のオーバーヒートには気を付けたいと思う。マフラーはサビが酷かったので、電動の力技でサビ落としを行った。エキゾースト側に小穴があいていたので、溶接機で補修を行っている。モノタロウで調達した黒の耐熱スプレーは、半艶の仕上がりとなるお気に入りの塗料。

吸気系統は、パワーフィルター装備のいわゆる直キャブ仕様になっていた。エンジンを掛けると、吸気音が勇ましい。燃調が濃いのか吹け上がりが悪いので、キャブの分解を行うことにした。キャブ内部は、フロートチャンバーにタンク内からきた小さなサビはあったが、思いのほか奇麗なものだった。一応念のため、キャブクリーナーやパーツクリーナーで清掃し、小穴各所はエアーで吹いといた。メインジェットを見ると、純正指定より15番大きなものが装着されていた。

その後、中古の純正エアクリーナーユニットを落札、新品のエアクリーナーエレメントをモノタロウで調達して、吸気系をオリジナル状態に戻してみた。メインジェットを指定の130番に戻すと、今までとは明らかに違う吹け上がりとなった。これで本来の調子に戻ったようだ。

ジェンマ 機械式 AT3速
動力機構は、スズキ独自の機械式AT3速が採用されていた。サービスガイドによると、クラッチは、1,2速用に湿式自動遠心シュータイプ、3速用に湿式多板自動遠心ボール式という凝った構造だ。さらに(ASPM/オートマチック・パワー・シフト・マニュアル)という2~3速間での使用状況によって、変速のタイミングを変える機構も搭載されているようだ。

エンジンオイルは、モノタロウのバイク用汎用4サイクルエンジンオイル(MA SL 10W-30)を入れてみた。オイル交換をしても、アイドリング時にエンストしたりと落ち着かなかった。そこで、フュエルクリーンハイブリッドプレミアムという燃料添加剤を、ガソリン給油の際に何回か適量を入れたところ、アイドリング時のエンストが見事に消え失せた。同様な商品では、ワコーズのフューエルワンが有名、今回入れたものでも効果があるように思う。

マフラーはひどくサビていたので、ダイソーのディスクグラインダー用紙ヤスリでサビを落としてみた。サビ落とし中にエキゾーストパイプ側のマフラーの下部に、水が溜まりやすい箇所なのか、穴があいているのを見付けてしまった。この穴の補修は溶接機でないと難しいだろうと思い、サビ落とし後に補修を行ってみた。しかし、鉄がサビて脆くなっているのと不慣れな作業ということもあり、穴がどんどん広がってしまうのだ。最終的には見た目はさておき、溶接できた箇所の上に溶接を重ねることで難を乗り切った。エンジンを始動させてもマフラーの修繕箇所から、エアー漏れしてないので大丈夫なようだ。

ヤマハ 負圧式 燃料コック
元々ジェンマは負圧式キャブレターが装備されており、燃料コックも相性の良い負圧式にした。調達したヤマハ用は燃料コックは1系統なので、リザーブ側から新品ホースで繋いでいる。メイン側は、必要ないのでガソリンを止める措置を施した。

ジェンマの純正負圧式燃料コックには、メインとリザーブの切替が付いていたようだ。その多くが壊れてしまうようなので、入手時も社外製のオンオフ式燃料コックに取り替えられていた。オンオフ式は、走行時と停車時とでレバーを切り替える必要があり、停車時に切替忘れるとガソリンがオーバーフローする可能性がある。そこで、ヤマハジョグ用の負圧式燃料コックの社外品をアマゾンで調達し、燃料タンクに自作ステーを介して取り付けてみた。今のところ、オーバーフローはないし、具合はすこぶる良い。

 

5.外装
gemma オリジナル レンズカバー
入手時は、乳白色のレンズカバーが無い状態だった。それとフロントカウルにあるべきgemmaのロゴマークも無かったのだ。ふっとレンズ部分ににgemmaの文字を入れてみることを思いついた。ポリカーボネートシートと、カッティングシートを組み合わせて作ってみた。ポジションランプには、アンバー系のLEDを入れてある。こうしてオリジナルのポジションランプが完成した。

年代物なのでキズはそれなりにあるが、プラの割れはなく奇麗な部類だと思う。ジェンマを引き取りに行ってから分かったことがある。ヘッドライト下にあるカウル前面のポジションランプのレンズと、ヘルメットホルダーがなかった。オークションの画像では、詳細が分かるべくもなかった。

オークションで落札しようと思ったのが、さすがに希望通りの出品物がなかった。こんなところで嘆いていてもしょうがないので、ポジションランプのレンズに代わるべく物を作成してみたのだ。レンズのサイズに切り出したポリカーボネートシートに、Gemmaのロゴを切り抜いたカッティングシートを組み合わせてみたのだ。ポジションランプには、アンバーのLEDを取り付けた。

ヘルメットホルダー 新規 取り付け
ヘルメットホルダーを製作途中の1コマ。取り付け場所は決められたのだが、どの位の幅でコ型に折るのか検討中。

ヘルメットホルダーは無いと不便なので、設けることにした。シートの開閉だけで、ヘルメットの脱着が行えるような設置場所を探してみたら、シートヒンジの隙間に何とか収まりそうなスペースがあった。そこで、ホルダーとなるステーを3×16ミリの鉄鋼材から自作。取り付けのベースとなる箇所に穴をあけてタップを切り、自作したヘルメットホルダーをネジ止めした。これで、シートを開けて左右にあるフックのどちらかにヘルメットを掛け、シートを閉めるだけのヘルメットホルダーが完成した。使い勝手も良いので重宝している。

ヘルメット ホルダー 取付完成
狭いスペースだけれど、ヘルメットをホルダーのフックに掛けるのは、それほど大変じゃない。シートの開閉だけで、一連の作業が終了するのは、かなり便利だと思う。

カブの荷台にボテ箱*2を取り付けて配達をする……昭和の時代によく見られた光景だ。ジェンマにもその雰囲気で乗ってみたかったのだ。

シングルシートのジェンマ125には、なんとアルミ製 のリアキャリアが装備されてい。そのキャリアに簡易リアシートを取り付ければ2人乗りも可能だ。しかし、僕はリアシートのないジェンマのスタイルが気にいっている。そこへ昭和テイスト満載のボテ箱を取り付けてみたかったのだ。幸運にも商売をしていた実家に、ライオン歯磨きのボテ箱が残っていた。これを利用しない手はないと思った。

スマホホルダー ステー
16×3ミリの鉄鋼材から作成したスマホホルダーを取り付けるステー。左側の大きな穴は、バックミラーと共締め用、中央の2つはスマホホルダーを取り付ける穴、右端の穴はジェンマのカウル内から止める穴で、タップを切ってある。さらに、左端のL型の部分にも穴を開けてタップを切っている。

ボテ箱の耐水性や耐久性を高めるため、モノタロウのサビ止めクリアスプレーで、ボテ箱全体の吹き付け塗装を行った。ボテ箱の取り付けは、ボテ箱の底、金属ステー、キャリアに通しの4つ穴をあけて、金属ステー2つでネジ止めしている。さらに、盗難防止用に空回りしてしまうネジも取り付けた。

ボテ箱は、程度の良いものだと、オークションで結構高値が付くぐらいの人気アイテムのようだ。しかもジェンマに取り付けたライオン製のボテ箱は、ネット検索をしてみても見たことがなかった。これは、かなりレアなアイテムかもしれない。

ジェンマ スマホホルダー
昭和テイストのジェンマでも、スマホホルダーは、欲しかったので作ってみた。バックミラー横にあるネジで、バックミラーステーの固定ネジが回らないようにしてある。それと、カウル内からボルトを自作ステーにネジ止めしているので、盗難防止対策はバッチリと、製作した本人は思っている。ただ、スマホを取り付けたまま、忘れて買い物をしていることが度々ある。これってどうなのだろう。

スマホナビを利用したいので、ステーを自作してスマホホルダーを取り付けた。ステーは、16×3ミリの鉄鋼材から作成している。

鉄鋼材の加工は、ヤフオクで落札した中国製の3in1の小型複合板金機で全て行っている。ヘルメットホルダーやスマホホルダーを取り付けるステーは、ともに3ミリ厚だが、このぐらいの板厚は、意外と曲げられるのだ。ただし、折り曲げは、1発勝負なので、なかなか上手くいかずに2~3回は作り替えているのだ。

こちらも盗難防止用の措置を施してある。カウル内からしか緩められないネジと、バックミラーの根本に取り付けた特殊ネジでミラーのステーが回転できないようにしてあるのだ。ほとんど自己満足の世界だが…。

 

最後に

ジェンマ イタリアンカラー アイテム
ジェンマ125のイタリアンカラーアイテム4態。純正は、ホイールキャップのステッカーだけだ。イグニッションキーは。残念ながら、片面は紛失、もう一方は擦れて何のステッカーだか分らなかった。そこで、カッティングシートで復元、その上からレジンを流して固定した。フロントフェンダー用のパーツはオリジナル、リアのSUZUKIロゴは他に倣いイタリアンカラーにした、いずれもカッティングシートで作成した。

純正キーはイタリアンカラーのステッカーが本来貼ってあるのだが、見る影もない状態だった。そこで、純正風ステッカーを3色のカッティングシートを重ね合わせて表現してみた。さらに窪んでいるところにステッカーを貼るので、そこへセリアで調達したレジンを流し込んで、カッティングシートが剥げないようにしてある。それと、フロントフェンダーの飾りと、ジェンマのリアのスズキロゴにもイタリアンカラーのアイテムを配してみた。

現代の125ccのスクーターには、軽~く置いてけぼりにされるジェンマ125だけれど、今では至極快調に走ってくれている。機械式3速ATで、独特な乗り心地が持ち味の唯一無二のスクーターだ。これからも大事に乗っていきたいと思う。

*1:ドリルレースとは、削りたい素材をドリルチャックにくわえてドリルを回転させ、ヤスリで削っていく技法

*2:“張りボテ”が語源とか