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ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から、箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

ヤマハ・アプリオタイプ2を起こしてみた

ヤマハアプリオタイプ2のレストア1回目

子供がスクーターレースに興味を持ち始め、NS-1を手放して中古のヤマハジョグを購入した。メットインスクーターは、買い物に便利そうだ。つられるようにして、形の大人しいヤマハアプリオの中古をヤフオクで落札してしまった。スクーターは、初代ジェンマ50以来なのだが、いろいろと進化しているようだ。


 

 

2ストスクーターの覇権争い

中国製新品フロントフォークに交換
フロントサスペンションは、純正サスペンションのストローク部分がひどくサビていたので社外製新品に交換。サスペンションの出来と性能は、期待しない方が良い。

子供が購入したジョグは、現行の4スト版ではなく、はるか昔の2スト版の中古だ。2スト50cc時代のスクーターは、メーカー各社がしのぎを削り合っており、特に馬力に於いては、馬力自主規制上限の7.2psにまで達してしまっていた。

50ccとはいえ、スポーツバイクと違って30kgほど軽量車体のスクーターは、スタート時にフルスロットルをくれてやると、ウィリーするようなものまであったらしい。2ストスクーター全盛期の1990年代後半までは、メーカーの覇権争いで、かなり過激なスクーターが登場していたようだ。安全かどうかはさておき、現行の4スト50ccスクーターでは、味わえないものだろう。

 

驚くほど安価な社外パーツ

新リアサスペンションに交換
リアサスペンションも新品交換した。同一と思われるサスペンションが、今もバイクパーツセンターで、1290円+税で販売されていた。

ヤマハアプリオは、2014年7月初めに落札、引き取りに伺った。出品者によると、エンジンは一応掛かるとのこと。その方も起こそうとしたのだが、他のバイクを優先したいとのことで出品したようだ。午後8時ごろという時間指定だったので、近所迷惑にならないようにクルマに積んで早々に引き上げた。

この落札したヤマハアプリオは、タイプ2といって、馬力自主規制上限の7.2ps、フロントディスクブレーキが主な特徴となる。このほかにもメーターの意匠やイエローヘッドライト、上位モデルマフラー流用などの装備がノーマル車と異なっている。このアプリオタイプ2の製造年は、1996年頃のようだ。

シートベース一式でシートを新品交換
シートは張り替えようと思っていたのだが、シートベースと一体で安価に売られていた。張り替えの手間もないのでシート一式で購入してしまった。交換が必要なパーツに関しては、送料が抑えられるので、バイクパーツセンターで全て賄った。

翌日に、改めてアプリオを見ると、外装は大きな割れなどはないが、転倒によるキズや欠けなどもあり、良くも悪くも中古車のそれなりの状態といったところだ。

交換した方が良さそうなパーツは、穴があき破けたシート表皮、すり減って溝の浅い製造年の古いタイヤなどか。調べてみると、バイクパーツセンターというネットショップが2ストスクーターの社外パーツを豊富に扱っていた。価格が思いのほか安価なのには驚いた。パーツをまとめて買えば送料も抑えられるので、前後のサスペンションも(これも安価)、サビているので交換することにした。このほか、いずれも社外製パーツの前カゴ、パックミラー、バッテリーの注文を行った。

 

2ストオイルでドロドロ

2ストオイルが漏れてドロドロの状態
オイルと土などでドロドロになったエンジン下回り。そのおかげでマフラーのエキゾーストパイプにサビがほとんど見られなかった。

このアプリオのエンジンは、マフラーやエンジン下回りがオイルと土などでドロドロになっていた。このこびりついたヘドロ状のドロドロの物体を、掃除するのは大変な作業だった。このドロドロを全て掃除するのに、パーツクリーナーを何本か使い切ってしまったぐらいだ。2ストバイクはオイルで汚れやすいが、これは尋常でない。

恐らく以前のオーナーは、乗りっ放しのノーメンテで、2ストオイルの給油ランプが点灯したら、せいぜいオイルを継ぎ足すぐらいだったのかもしれない。スクーターの多くは、そうゆう扱われ方をされてしまうのだろうか。

オイルポンプのホースに亀裂発見
赤丸で囲んだところがオイルポンプ。オイルタンクからのホースが繋がっている。その手前の部分にホースが避けていた箇所があった。

オイルでドロドロの原因が分かった。オイルポンプ近くのホース部分に亀裂があり、そこから2ストオイルが漏れていたのだ。オイル消費が、相当早かったのではないかと思う。

それにしてもマフラーが、ほとんどサビていなかったのはラッキーだった。特にエキゾーストパイプは、サビサビ状態のものが多く、サビを落として耐熱塗料で塗装する手間が省けて助かった。

アプリオタイプ2の「3WF」マフラーは、もともと90cc用に使われていた。それをハイパワー版のアプリオに流用しているのだ。抜けがいいとの評判で、無改造クラスのスクーターレースで珍重されているらしい。そのせいかオークションでも、結構高値で取引されているようだ。

ーつづくー