ひと手間Weblog

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ヤマハTZR125レストア&モディファイ ― フューエルタンク編

TZR125純正フューエルタンクキャブレターを分解して、サビの付着が多いことが分かった。このことからフューエルタンク内のサビが露呈したといっていい。タンク内を覗き込むと、やはりサビがあちこちに見られる。どうやら大掛かりなサビ落としが必要なようだ…。


 

 

フューエルタンク内のサビ落とし

TZR125純正フューエルタンク内のサビ
フューエルキャプを外して、中を覗くと思いのほかサビがあった。幸いなことに、サビで穴が開いているところはなかった。

フューエルタンクのサビ落としの処理には、手軽なところでサンポール+マジックリンを用いたもの、市販品を利用して行う方法など、ネット検索を行うと色々と目にする。いずれもやり方としては、化学反応を利用したものとなる。その中でも、「花咲かG」という商品を利用したサビ落としが定番だろうか。

しかし、今回は、スーパーチープツールズというショップで扱っている「サンダーGray(強力さび落としコート剤)」という商品を購入して処理を行ってみた。上野のバイク街の外れに店舗があるようなので、早速商品の調達に足を向けた。

花咲かG タンク・クリーナーとサンダーGray 強力さび落としコート剤
「花咲かG タンク・クリーナー」と「サンダーGray 強力さび落としコート剤」。

事前にネット検索をして、店舗をナビに登録しておいたのだが、すんなりとはいかなかった。4号線沿いに店舗があるにもかかわらず、通り過ぎてしまったのだ。ぐるっと一周回って、なんとかスーパーチープツールズ上野店に到着。目立つバイクショップのイメージをしていたのが、どうやら間違いだった。一般客お断りの問屋さんのような、地味な感じの店舗だったのだ。店舗に入っても同様な印象だった。しかし、購入する商品は決まっていたので、そこはすんなりといった。この日は、サビ落とし剤とタンク内のコーティング剤を購入した。 

TZR125純正フューエルタンクのサンダーGray注入によるサビ落とし
サンダーGray 強力さび落としコート剤を適量入れ、お湯で薄めて溢れるほどに口まで満タンにして1日放置した。

スーパーチープツールズサイトの「サンダーGray」サビ落とし処理のおススメは、原液を入れて、サビの部分に同液を充てて回収する方法のようだ。

今回は「サンダーGray」を適量入れて、お湯で薄めて満タンにする方法にした。実はおススメを見逃していたのだ。蓋は、タンク内にメッキされた小穴の空いた曲げ板に、ボルトを通してゴム板と木っ端をナット止めしてある。この状態でフューエルタンクを数回撹拌後、24時間ほど放置した。なお、下処理としてフューエルタンク内を中性洗剤で洗浄、さらに高圧洗浄機で水洗いを行った。

希釈した「サンダーGray」でも再利用できるので、20リットルポリタンクに、フューエルタンク満タンの12リットル分を回収した。

 

フューエルタンク内のコーティング

TZR125純正フューエルタンクのPOR15 MCタンクシーラー注入によるコーティング
「サンダーGray」のコーティング効果に加え、「POR15 MCタンクシーラー」でコーティングを行った。

「サンダーGray」は、サビ落としの処理と同時にコーティングが行える製品だ。処理後にフューエルタンク内を見ると、亜鉛メッキのような鈍い光を放っていたので、確かにコーティングが施されたものと思う。その効果は未知数だが、サビ難くはなりそうな気がする。

ヤマハのフューエルタンクは、軽量化のために鉄板の板厚が薄いのだろうか。特にサイドスタンド側、フューエルタンク左下の縁が、サビで穴が開いてしまうのを複数回目にしたことがある。そこで、さらに溶剤によるコーティングを行った。

TZR125純正フューエルタンクとフューエルコックにゴム板を挟む
「POR15 MCタンクシーラー」処理後のフューエルタンクの底部。シーラーが若干漏れてしまった。そこで、漏れて固まったシーラーを平滑にし、フューエルコックとの間に不要になった自転車のコムチューブを挟んで対処した。ガソリンは、今のところ全く漏れてこない。

そのコーティング剤は、スーパーチープツールズで「サンダーGray」と同時に求めた「POR15 MCタンクシーラー」だ。同製品は、コーティングが厚手で、ピンホール程度の穴なら塞ぐことができるようなのだ。なお、小サイズで約20Lタンクのコーテングが行える。溶剤の色は、ライトグレーで、硬化時間は、約96時間となっている。

コーティング作業は、溶剤をよくかき混ぜてからタンク内に垂らし、フューエルタンクを両手で持ち、前後左右や逆さまに動かしていく。慌てずに溶剤を全体に満遍なく行き渡るようにする必要がある。ただし、一か所に集中して行うよりも、早めに全体に行き渡るような感じでコーティングしていった方がいいかもしれない。完全硬化は時間が掛かるので、そんな心配はいらないかもしれないが、タンクキャップの穴からしか中の様子が分からないので、歯痒いところだ。

ーつづくー