page contents

ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

停電で思わぬトラブル発生

収納庫最上段の棚は簡易情報分電盤
先日、午後3時過ぎに停電になった。慌てて懐中電灯を手に持ち、ブレーカーのチェックに。すると、ブレーカーが落ちてない。すわ何事か? 外へ出て周囲を見回すと、信号機が消えている。近隣地区一帯で、停電があったのだ。すると間もなくサイレンが鳴り響き、パトカーと東電のサービスカーが駆けつけてきた。停電は30分ほどで解消されたのだが、その間、警官は交通整理、東電社員は何人もが復旧にあたっていた。たかだか30分とはいえ電気が供給されないと、今の暮らしは何もできないことを改めて思い知った出来事だった。

地域停電での機材故障は自前

APC製BK500無停電電源装置
APC製のBK500という無停電電源装置。1台めのバッテリーがなくなり、2台めとして導入した。

停電は過去に2度ほど経験している。1度目は洗面所に設置された配電盤のブレーカーを、相方が棚の上の物を降ろす時に誤ってブレーカーに触れてしまったのだ。バチンという音ともに、モニターとMac以外の照明機器など全てがシャットダウン。真っ暗やみの中で、モニター画面だけがついている。一瞬何が起こったか理解できずにいたが、ハッと気づき慌ててデータのセーブを行った。無停電電源装置を備えていたので、モニターとMacはバッテリーで動いており、データの消失やハードディスクがクラッシュせずに助かった。

棚板スペース利用の情報分電盤
扉付きの収納庫は、1250×2100×450ミリのサイズに6段分の棚を設けている。棚の最上段には、電話用、LAN用の埋め込み型モジュラージャックと電気用コンセントを設け、ネットワーク関連の情報配電盤として機能させている。画像のように普段は扉を閉めているが、スペースに余裕があるせいか、ネットワーク機器による発熱でのトラブルはみられない。

2度目はその無停電電源装置が原因だった。周囲の電気は煌々とついているのに、モニター画面とMacだけがシャットダウンしてしまったのだ。こちらは理解するのにさらに時間が掛かった。頭の中を整理、原因となった無停電電源装置から電源ケーブルを抜き、壁コンセントへ直接差し込みMacの電源を入れてみる。無事何事もなかったかのように起動してくれ、ハードディスクのクラッシュは免れたようだ。1度は助かったが、2度目はバッテリー切れによる無停電電源装置が原因の停電だ。警告音がピッ、ピッと鳴っていた気もするが、チェックを怠ったのは自分で、無停電電源装置のせいではない。次はどうするか迷ったが、過去に人為的なものを除き、何らかの要因で停電になったことがなかったため、無停電電源装置の設置を見送ることにした。 

Panasonic VE-PVC012LとVE-PVC77Lの子機VE-PS108N、RT56V
光でんわの追加番号サービスのマイナンバーで、3つの電話番号を取得して運用している。左手の電話親機が仕事用、右の白い子機が家庭用。いずれもパナソニック製だ。そして中央にあるのが電話交換機として使用していて、停電が原因で壊れてしまったヤマハルーターRT56V。

拙宅は小さいながらも3階建てなので、東電の従量電灯Bは、60アンペアの契約だ。さらにエアコン用に従量電灯Cの契約も行っていたが、電力自由化になった際に東ガスへ乗り換えた。電気はそれぞれ「ずっとも電気1」と「ずっとも電気3」に、それと都市ガスとの合算でランニングコストが随分と良くなった。ガスは屋外設置の湯沸かし器だけで、屋内では火を使うガス器具は安全のために一切置いてない。そのため冷暖房はエアコンのみで賄っている。フリーランス在宅ワーク(SOHO)なので、停電を恐れて電力の契約には余裕を持たせたつもりだ。さらに、いち早く照明器具のLED化を図り、取り替えられる箇所は、全てLED照明に置き換えてしまった。それらが好影響をもたらしたのか、停電とは無縁の生活を続けられていた。

NTTのFAX中古のJ-304
こちらはFAX専用ナンバーで使用していた中古のNTT FAXのJ-304。インクジェットタイプの複合機で、A4とB4用紙を2段の用紙カセットに収められる。その後、中古だが出力枚数の少ない後継モデルのJ-305に置き換えている。

ところが、今回の停電騒ぎである。日がな暇を持て余しているが、それでも月に何日かは集中的に仕事をしている。ハードディスクにデータ書き込み中にでも停電になったら、そのデータは元よりハードディスクそのものが昇天する可能性もある。いやー本当に仕事中でなくてよかった。その停電の原因は、地中に埋めた電線区間の、地上に設けられた配電盤のなんらかの故障とのことだった。それ以上の詳細は分からなかったし、広報も行わないとのことだった。その対応には釈然としないが、それでも電気が無事回復したので、電化製品などのチェックを行うことにした。照明器具、テレビ、冷蔵庫、ビルトインIHクッキングヒーター、食洗機、洗濯機、温水洗浄便座、エアコンなど数多くの電化製品には、特に問題は見られなかった。次にネットワーク関連を見てみることにした。

 

思わぬ機器が停電の餌食に

ネットワーク用機材左からRT56V、PR-S300SE、SW08GTX2W、WR8750N
左から電話交換機として導入したヤマハルーターRT56V。フレッツ光ネクストのファミリー・ギガラインタイプ契約のNTT製ひかり電話ルータPR-S300SE。コレガ製スイッチングハブは、8ボート対応のSW08GTX2W。ホームネットワーク用の有線・無線LANを担うNECルーターWR8750N。

その前に、拙宅はNTT東日本フレッツ光ネクストファミリー・ギガラインタイプと、ひかり電話(光IP電話)を契約している。ひかり電話は、同社の追加番号サービス「マイナンバー」を利用して、電話番号を3つ取得している。古くはISDN時代の「i・ナンバー」から電話番号を3つ利用していたので、その番号を引き続きひかり電話でも利用している。ISDN利用時は、ルーター内に電話番号の切り替え機能があったので、それを利用していたのだが、ひかり電話ルータ (PR-S300SE)では、2番号までしか管理できない。さらに手持ちの機材で対応できるものがなく、2つの電話番号の切り替えに行き詰ってしまった。そんな中、ヤマハのRT56Vというルーターが、最大3番号をコントロールできることが分かった。

故障したヤマハ製ルーターのRT56V
NTTでは3ナンバーを切り替えられる家庭向け製品は、今後も出す予定はなさそうだ。こちらは電話交換機として約15年間も長きにわたり、勤め上げてくれたヤマハルーターのRT56V。地域停電がなければ、まだまだ動いてくれていたのではないだろうか。壊れたことで後進に道を譲り、一線を退くことに。それでも置き換えられるようなハードウェアがないので、予備機のRT56Vが2代目を担うことになった。

ひかり電話ルータ (PR-S300SE)から、電話回線の1系統は仕事用電話機へ、もう1系統をRT56VのLINEへ接続。RT56Vからは、1つは家庭用電話機へ、もう一方はFAXへと接続する。機能設定画面で2つの電話番号を入力し、テストを行うとバッチリ機能。ひかり電話1回線で、3ナンバーが無事利用できるようになった。ひかり電話の開始は2004年のようだから、もう15年ほどこのシステムで運用していた。

が、今回の停電で唯一故障したのが、このRT56Vだっだのだ。電源は入るようだが、何をやっても復帰する気配が全くない。だが、慌てることはない。トラブル用に予備機を買っていたのだ。ただし、ひと昔も前のことなので、設定などはおぼろげな記憶が頼りだ。なんとなくだが、設定画面を保存していたことが記憶の片隅にある。NASにあるバックアップデータを隈なく探すと、拡張子のない白アイコンのそれらしいファイルがあった。

RT56Vの電話切り替え用設定画面
ヤマハルーターのRT56Vを、電話交換機として利用する際の設定画面。使用制限は「発信、着信で使用」を選択、TEL1とTEL2ポートのダイヤルイン2ヵ所にそれぞれ2つの電話番号を入力すればよい。この設定で、ひかり電話で3つ取得したマイナンバーのうち、2つの電話番号の切り替えが行われる。

ウインドウズではファイルが開かない。ひょっとしたらと思い、古いMacを起動する。見事ファイルの読み込みに成功した。属性がpictデータだったのだ。その設定画面を参照して、予備機のRT56Vへ入力。何時間も苦労してたどり着いたのは、元に戻っただけという今回の停電事象。参りました。古い機器で運用していることもあり、NTTの「マイナンバー」サービス開始から随分経過したので、3番号切り替え対応機器が出てないか116で聞いてみた。が、今後も対応しないとつれない。そんなこともあり、メルカリにRT56Vが出品されていたので、ポチってしまった。そんなRT56Vは2004年に製造が中止され、2009年に修理受付が終了している。この先どのくらい持つのか心配をしていたら、本人の仕事が先に終了しそうだということに気づいたのだった……。