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ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

ホンダビート 初めてのユーザー車検 ― 後編 ―

ビートのフロントガラスに映り込む彼岸桜
実は、ビートのユーザー車検は二度目なのだ。前回は、倅に通してもらったのだが、光軸で引っ掛かり、テスター屋に駆け込んでクリアできたとのことだった。その後、ビートの既知トラブルの一つ、ミッションからの異音が出始め、あまり乗らなくなってしまったのだ。そんなこともあり、軽自動車とはいえ2台持ちの維持費はバカにならず、やむなくビートを手放そうと思いたち、ほぼノーマルの状態に戻してしまったのだ。そんな手負いのビートでも……乗ってみると手放すことはできなかった。桜の咲くこの季節にオープンで乗って病み付きになったことや、色々と楽しい感覚が蘇ってしまい、車検を取ることにしたのだ。


 

 

若葉マークでユーザー車検

ノーマルバンパーとノーマルマフラーに戻した
エアロを外し、純正マフラーと純正ノーマルハンバーにして、手放そうと思っていた我がビート。転がし用のタイヤがついた通称タコ焼き純正ホイールもある。

軽自動車検査協会へは早起きのおかげで、遅刻せずに到着した。まずは、書類の提出だ。そのために事前に納税証明書、車検証、自賠責保険の書類はまとめておいた。次に継続検査申請書の記入を行いかけたところ、暇だったのか受付の女性に声を掛けられた。ひょっとしたら、目が泳いでいたか、初心者オーラ全開だったのかもしれない。とにかく呼ばれた方へ行き、「必要な書類を」とのことで、用意しておいた書類を提出した。そして、その女性が「はじめてですか?」と一言。「はい、そうです」と自分。すると、継続検査申請用紙も渡してくれという。書いといてくれるそうだ。 

ノーマルマフラーの取り外し
手放さずにビートに乗ると腹を決め、育てた元の状態に戻していく。まずは、ノーマルマフラーを社外製テールパイプセンター出しマフラーに取り替えることにした。

さらに、言われるがままに検査手数料と重量税を支払う。そして矢継ぎ早に自賠責保険は、「検査が終了してから支払うことにしましょう」ということになった。初めての検査で通らないかもしれないと、経験的に考えた節があるように思えてならないのだ。さらにさらに「検査の前に見学をしておいて下さい」と言われ、A4サイズの初心者マークを印刷してラミネートされたものを手渡された。ここまで、あっという間の出来事だった。ふぅ……。ラウンド2の開始までは少し時間があったので、見学をすることにした。前方にゆっくりと自走して3ヶ所で止まり、それぞれの検査を行なうようだ。大体の流れはつかめたので、コースに並ぶことにした。

社外センターマフラーに交換
社外製マフラーを取り付ける頃には、辺りは暗くなってしまった。ミッドシップカーは、テールパイプはセンター出しが似合っていると個人的には思う。このマフラーは車検対応とはうたっていないが、前回のユーザー車検でも合格している音量だ。

「初めての方は、コース1に並んでください」と受付の女性から指示を受けたので、【ホンダビート 初めてのユーザー車検 ― 前編 ―】のタイトルカットにあるように初心者マークをダッシュボードにかざし、駐車場からコース1の方へ目指していく。平日の午前ということもあってかガラガラに空いていた。検査場へと続くペンキで描かれたルートを、スイスイと進んでいく。検査場入り口近くまで来ると、2~3台待機しているだけだった。しばらくすると検査員の方が現れ、ビートの前に立った。灯火類のチェックを行うようだ。ウインカー左・右、ホーン、フォグ、ウインドウォッシャー&ワイパー、後ろに回ってテールランプかなのポジション&ストップランプ、バックランプと次々に指示が飛ぶ。すべてクリアで幸先が良さそうだ。

 

いよいよ検査場内へ

加工したノーマルバンパーとセンターマフラーを取り付け
以前ご紹介した純正ノーマルバンパーを加工したオリジナルバンパー。スリットから内部メカが見え、センターマフラーとの相性も良いと思っている。

 いよいよ検査場内に突入する。はじめは排ガス検査だった。問題なくクリアし、次に進む。ここがヤマと思われる。検査員の方は、ビートの下回りを覗いている。恐らく車高だろう。何もいわれなかったので、ホッとする。ここで、補助員の方がついてくれた。まずはスピードメーターの検査だ。「40km/hになったらパッシングをする」と口頭でアドバイスをしてくれた。ビートのメータは20km/hからしか表示されない。クラッチをつないでも0km/hのままだ。ちょっと焦る。少し強めにアクセルを踏むと、やっとメーターが動き出した。セカンドに入れ、40km/hを保持してパッシングをする。スピードコントロールがなんとも難しい。その動作を何度か繰り返してしまった。

ノーマル状態のサイドビュー
ほぼノーマル状態に近いビートのサイドビュー。前後ホイールは1インチアップのレイズTE37で、特別色のお宝。小径のTE37は生産終了で、入手難のようだ。

補助員の方から「OK」をだされたの止めたのだが、実は、電光掲示板がピラーで全く見えなかったのだ。焦りもあったから、アナウンスも聞き取れなかったかもしれない。次はサイドブレーキの検査だ。「ハイ引いて」と補助員の方。サイドブレーキを引くが、「もっと強く」慌ててサイドブレーキを引き直す。「OK」と補助員の方。次は懸案のヘッドライトの光軸検査だ。ビートは、中華製HIDヘッドランプに交換してある。前回はこのままの状態で検査に合格していた。ただ、光軸は2年も経つとずれる場合がある。アナウンスと電光掲示板の指示でハイビームに。左「〇」と表示。次は右だ。右も「〇」だった。ここがクリアできれば、検査は通りそうだ。

 

一発合格!!

サイドステップに溝ゴムを取り付け
ビートを育てた状態に戻すため、ヤフオクに出品しようと梱包してあったサイドステップを取り出した。ビバホームで購入した溝ゴムの形状と大きさがしっくりこなかったので買い直すことにした。シマホで見つけた溝ゴムは、イメージ通りの形状で、サイズ感も良かったので取り替えてしまった。価格は倍以上したのが玉にキズだ。

最後は、下回りの検査だ。指示されたところで止まると、乗った状態のまま空中へ。リフトアップ後、「ハンドルを目一杯左に切って」と検査員の方。ビートの下で、カンカンと検査用の金槌で叩いている音がする。「次は右……」ハンドルを右に目一杯切ると、再度カンカンと叩いている音がした。「ハイOKです。ハンドル真っ直ぐに戻して」と検査員の方。リフトが地上まで降りる。「お世話様でした」と検査員の方に挨拶をし、エンジンを掛け外にでた。一発合格である。合格した書類を手に、事務所へと向かう。先ほどの女性から「合格ですか? おめでとうございます」と声を掛けられた。その後、真新しい自動車検査証を見ると、走行距離計表示値が49,700kmで、旧走行距離計表示値が48,800kmと記載されていた。2年間で900kmしか走行していなかったのだ。

エアロ化したサイドビュー
育てた状態に戻った我がビート。28年選手となったが、未だ楽しさは衰えていない。2年間で900kmしか走っていなかったのだけれど、傍らにあるだけでも充分満足なのだ。維持できるかは置いといて、終のクルマにしようと思う。

予定通り? 自賠責保険の手続きをする。新保険料の金額21,140円を支払い、保険証ができるまで数分待つ。「○○さん」と呼び出される。氏名住所を確認ののち、車検満了日シールと保険証が手渡された。車検満了日シールは自宅に帰ってから貼ろうと思い、清々しい気分でビートに乗り、検査協会を後にした。自宅に到着。早速シールを貼ることにする。まずは、元のシールをドライヤーで温めて剥がす。新しいシールのベースに説明欄があり、山折り、谷折りと折るとあるのだが、既に山も谷も折ってある。友人はこれを間違えて、シールが裏表になってしまったらしい。これがあったので、悩んでしまったが、すでにフロントガラスに貼付できる状態になっていたのだ。最後まで初心者扱いを忘れてなかったようだ。