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ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

ホンダCBX125Fのレストア ― エンジン周り編-③

CBX125FインダクションボックスのコネクティングチューブCBX125Fのレストアを始めて大きなポイントに辿りついた。エンジン始動である。バイクのエンジンが始動しなければ、良くてオブジェ、悪ければジャンクと化してしまう。今回もレストアの定石を行っていけば、エンジンは目覚めるだろうと高を括っていたが、果たして……。

エンジン始動なるか……

CBX125Fのセルスイッチを押し続けるも
全ての準備が整い、エンジン始動までたどり着いた。セルスイッチを長めに押してみるが……。

いよいよこの時がきたという感じだ。セルスイッチを押すと、キュルキュルとセルが発する動作音が聞こえたので、バッテリー不足の心配はなさそうだ。そのままセルスイッチを押し続けて5秒ほど経過したが、エンジンが目覚めることはなかった。まぁ久しぶりのエンジン始動なので、直ぐにかかることはないのかもしれない。少し間を開け、セルスイッチを押してみた。キュルキュルと今度は10秒ほど押してみる。マフラー排気口に手をかざすと、排圧はあるのでクランクは回っているようだが、エンジンは目覚めない。その後、何回かトライしたのだが、エンジンが目覚めることはなかった。

CBX125Fのプラグチェック
ガソリンはキャブレターのフロートチャンバー内に溜まっているのを確認した。プラグの状態をチェックすると、火花が弱い感じだ。

エンジン始動が不発に終わり、もう一度プラグをチェックしてみることにした。元から付いていた中古のイリジウムプラグを事前にチェックした際には、火花が弱いながらも飛んでいたのだ。このバイク、フューエルタンクを外した方が、圧倒的にチェックがしやすい。DOHC RFVCシステムのヘッド部が巨大で、プラグがかなり奥まったところにあり、さらにフューエルタンクとのクリアランスがなく作業性が悪いのだ。プラグを外すと、案の定、ガソリンでびしょびしょだ。バーツクリーナーと歯ブラシで清掃し、火花のチェックをする。「なんか弱いなぁ」と思いつつ、気を取り直してプラグを取り付けることにした。

 

スタート・ユア・エンジン

CBX125Fの排圧をチェック
セルを回しながらマフラー排気口に手をかざすと排圧はある。それでも何故かエンジンは目覚めなかった。

再度準備が整ったので、はやる気持ちを抑えながらセルスイッチを押してみる。キュルキュルキュル、ボッと一瞬エンジンが目覚めるそぶりを見せた。淡い期待を抱いてセルスイッチを押し続ける。セルスイッチを10秒を目安に何回か押し続けてみたのだが、バッテリーの電圧が弱るまでエンジンは結局目覚めなかった。「しょうがない、押し掛けにするか」と老体に鞭を打つことに……。体力的な面と4ストということもあり、3速で押し掛けを行うことにした。ギアを入れ、バイクを一旦バックさせ、ピストンが上死点にくるようにする。クラッチを切り、本人はいきよい良く押してるつもりで走り出す。

CBX125F押し掛けでエンジン始動
押し掛けでなんとかエンジンが始動した。タイヤ交換とナンバー取得が済んでないので、公道デビューはまだまだだ。

ある程度スピードが乗ったところで、フロントサスを急激に押し込むようにショックを与えてクラッチを離す……。すると、リアタイヤがロック。素早くクラッチを握り、スピードが落ちないようにそのままバイクを押し続ける。次はどうだ……。先ほどと同じようにフロントサスを押し込んだ瞬快にクラッチを離すと、ボボボッとエンジンが目覚めてくれた。エンジンが止まらないようにブリッピングをし、ギアポジションをニュートラルにする。「やったー!!」と心の中で叫ぶ。エンジンがやっと始動してくれたのだ……。 

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