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ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

ホンダビートとフルバケットシート スパルコRev-後編

ホンダビートに搭載したスパルコRev二脚今までホンダビートに取り付けたフルバケットシートは、細身のスパルコRevだけだ。しかも今回で三脚目となる。一脚目はすぐに手放し、二脚目は年数にして約17年、距離にして約30,000キロが経過、丁寧に扱ってはきたが傷みが目立つようになってきた。これからも乗り続けることに決めたビートに、心機一転、三脚目を入手した。17年前に入手した二脚目のスパルコRevは、ビートで引き取りに伺った。そして三脚目の今回も、ビートで引き取りに伺うことにした……。


 

 

中古スパルコRev三脚目の調達

運搬中のナビシートのスパルコRev
落札したスパルコRevはナビシートに置き、シートベルトで固定して運んできた。

ビートのドライバー側純正ゼブラ柄シートを、フルバケットシートのスパルコRevのブラックに交換してから、早いもので17年近くになる。程度が良かったフルバケとはいえ、その時点で中古のシートで既に何年かは過ぎているので、使用歴は凡そ20年くらいになるかもしれない。取り付けてから走行した距離は、約30,000キロくらいだ。乗らない時はビルトインガレージに置いているので、日焼けすることはない。ただし、フルバケへの乗降で、シート生地が擦れて薄くなった箇所や、綻びてきた箇所などは出てきている。

シート表皮を剥がした二脚のスパルコRev
シート表皮を取り外し、加水分解でボロボロになった粉状のスポンジは、掃除機で吸い込んだ。右が二脚目で左が三脚目だが、FRPシートシェルに大きな違いはないようだ。

その度に補修で乗り切ってきたが、シート背面カバーが剥がれてきてしまったのには閉口した。2シーターのビートには、背面カバーは要らないので、補修ではなく剥がすことにした。ビートからシートレールごとフルバケを外し、背面カバーを剥がし始めたところ、シート背面カバーのスポンジがボロボロと剥がれ落ちてきたのだ。辺り一面がスポンジの粉だらけになるぐらいだった。さらに、シート背面部分に生地固定用の糊で塗布した跡が汚く残ってしまっている。そこで粗隠しのために、シート背面カバーに残っている粉状のスポンジを掃除機で奇麗に吸い取り、再度貼りつけることにした。

 

二脚目スパルコRevを三脚目シート表皮と交換

ダイソー厚手滑り止めシートを利用
シート生地が傷まぬようにダイソーの厚手滑り止めシートを敷くことにした。

スパルコシートのリペアを行っている、ショップがあるのは把握している。以前にはリペアキットとして販売も行っていたようだが、現在はショップ対応のみとなってしまった。ショップにお願いをすれば、新品同様になるのは分かっているのだが、DIY派としては自分で行いたい。それにシートを送ってしまうと、乗りたい時に歯痒い思いをするのは明白だ。それならば、中古のスパルコRevを手に入れてしまえば、事は済む。予算の関係で、新品のスパルコRevということにならないのが悲しいが……。

FRPむき出しのヘッドレスト部分
長年使用した底止めタイプのスパルコRevは、なぜかヘッドレスト部分にクッションがなく、FRPむき出しのままだった。

困った時のヤフオク頼みで、早速探すことにした。なかなか当方の予算に合うようなものが出てこない。予算的にはOKだが、状態がNGというのが目につく。状態がよさげなスパルコRevは、価格は当然予算オーバーとなる。メルカリやラクマを覗いてみても、期待通りのスパルコRevがなかなか出てこなかった。そんな中、ヤフオクでこれだと思うようなスパルコRevが出品されたのだ。旧ミニ用のシートレール付きだという。旧ミニに、コプラのフルバケ搭載はよく見るが、スパルコとは珍しい。シートレールも自作っぽいようだし、ひょっとしたら旧車のレース用に利用していたのかもしれない。

低反発ウレタンを成形したヘッドレスト
クッションのなかったヘッドレストには、低反発ウレタンを成形して取り付けた。

ヤフオクの画像で確認すると、白いスパルコのロゴが薄汚れているのが気になったが、擦れや破れなどはなさそうだ。デジカメの解像度が上がったこともあり、ヤオフクの商品画像もだいぶ見やすくなった気がする。イザとなれば画像を拡大し、細部が確認できるので大助かりだ。それともう一つ、拙宅から出品者が近いかどうかというのもある。フルバケなど大型商品は、配送料がバカにならない。金はないけど暇はある身には、それも重要な要素となるのだ。予算内で無事落札に成功し、出品者に商品を引き取りに伺う連絡をした。

 

三脚目スパルコRevは二脚目シート表皮と交換

ダイソー厚手滑り止めシートを貼り込む
三脚目もダイソーの厚手滑り止めシートを敷き、FRPに直接シート表皮が触れぬようにした。粉状になったスポンジを吸い込むのに大活躍した、巨大なサイクロン式クリーナーのダイソンDC20は、拙宅では今でも現役だ。

本来ならシートごと交換してしまえばいいのだが、製造年によりスパルコRevの仕様が異なっているようだ。旧スパルコRevは、底止めのネジもあったのだが、ショルダー部に保護材のあるタイプは、サイド止めのネジしかない。拙宅のビートは、底止めタイプ用にシートレールを加工したので、サイド止めのスパルコRevは取り付けられない。そこで、FRPのベースは変わらないようなので、シート表皮を新旧でコンバートすることにした。シート表皮をめくってみると、案の定裏面のスポンジは、程度の差こそあれども加水分解で二脚ともボロボロだった。粉となったスポンジは、掃除機で吸うことで解決したが、シート表皮裏のなくなったスポンジは特に問題にならないだろう。

シート表皮を貼り終えたスパルコRev
傷みのある二脚目のシート表皮とコンバートした三脚目のスパルコRev。ショルダー部の綻びは、スラックス用裾上げテープで、生地が擦れて薄くなった腰部分には、習字用の下敷きの裏面に両面テープを貼って補修した。ヘッドレストにあるシートベルト取り付け用の穴周囲の生地が縮んでしまっている。

ただし、FRP部分に直接生地が触れる部分には、何か手立てを考えねばならないと思う。そこで思いついたのが、ダイソーで扱っている厚手の滑り止めシートを利用することだ。 柔らかい素材はサイズ的にも申し分なく、シート表皮も滑り難くなりそうだ。それに素材がメッシュ状になっていることも通風などにメリットがありそうだ。その厚手の滑り止めシートは、シートの端や角などの要所要所をゴム系ボンドを塗布して固定した。シート表皮取り付け後に、背面や座面のクッションを配置して座り、身体を捩じってもシート表皮がずれることはないようだ。それと、ヘッドレストにクッションがなかったので、低反発ウレタンを成形してゴム系ボンドで取り付けておいた。

 

アルカリ電解水で汚れ落とし

ダイソーのアルカリ電解水噴霧で奇麗になったスパルコのロゴ
ダイソーのアルカリ電解水で、薄汚れていたスパルコロゴの汚れ落としをしてみたら、満足のいく仕上がりになってくれた。

シート表皮を取り替えたスパルコRevは、おおむね満足のいく仕上がりとなった。若干のダメージはあるが、破れなどは殆どなく、日焼けの色飛びも許容範囲だと思う。ただし、スパルコのロゴが薄汚かった。タバコを辞めてからタバコの紫煙や臭いが苦手となったのだが、匂いはあまり気にならないので、ヤニ汚れでもなさそうだ。この薄汚れはなんとか落としたい。そんな思いで「汚れ落とし」でネット検索をしていたら、YouTubeで「アルカリ電解水」の紹介動画が目にとまったのだ。実験している動画を見ると、画面越しではあるが、汚れが奇麗に落とされていた。

取り付け終わった三脚目のスパルコRev
取り付けの終わった三脚目のスパルコRev。身長175cmで細身のスパルコRevに17年以上座れるというのは、BMIが維持できてる?

「アルカリ電解水」で検索してみると、ダイソーでそのままのネーミングで販売していることが分かった。早速購入してきて、スパルコのロゴに吹きかけてみる。すると、薄汚れが落ちてきているようだ。汚れた水が残らないように、ペーパータオルで吸い込みながら数回作業を繰り返した。これでスパルコロゴの薄汚れも気にならなくなった。クッション類は、今まで使用していたものの方が奇麗なので、旧型のものを使うことにした。そして最後に、シートの匂い消しのためにリセッシュでシート全体を噴霧、今回のシート表皮のコンバートを終えたのだ。