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ひと手間Weblog

玄人はだしの逸品から箸にも棒にも掛からぬ駄作と+α を色々とご紹介

ノートパソコンの高解像度化に挑む

hp Pavilion dv6-7000フルHDのIPS液晶パネルコンバート

このhp Pavilion dv6-7000は、Core i5-3210Mプロセッサーを搭載したノートパソコンだ。2012年10月に購入したので、もう8年が過ぎようとしている。既にCore i5は二桁世代らしいが、本機は第3世代というロートルだ。けれども内蔵HDDのSSD化などで、処理速度に不満はない。しかもプアーなTN液晶を、フルHDのIPS液晶パネルにコンバートしているので意外と快適なのだ。


 

 

TN液晶パネルからフルHDのIPS液晶パネルへ

hp Pavilion dv6-7000を分解
解像度1366×768のTN液晶を外すため、Core i5搭載Pavilion dv6ノートパソコンをバラした状態。

以前に【気になるガジェット…カッティングマシン】で触れた、我がhpのCore i5搭載Pavilion dv6ノートパソコン。元々の解像度1366×768のTN液晶パネルを、1920×1080のIPS液晶パネルにコンバートを行ったものだ。そのベースとなったのは同機種のPavilion dv6で、こちらはCore i7搭載の上位機種で、ヤフオクで調達したものだ。その内容は、HDDはマウント、ケーブルを含めて無し、メモリーも無し、ACアダプターも無く、通電は可能だが、起動不可というジャンク品だ。落札時のウェブデータを保存した履歴をみると、落札価格は驚きの3,480円という低価格で、2017年7月に入手していた。

取り外したdv6-7000のTN液晶パネル
Core i5搭載のPavilion dv6から取り外した解像度1366×768のTN液晶パネル。色相を含めて表示品質はあまり良いとはいえない代物だった。

ヤフオクに出品された画像で確認できることは、OSがウインドウズ7で、プロダクトキーのシールが貼ってあったこと。さらに、ここが一番重要なのだが、液晶パネルがノングレアであったことだ。Core i7搭載のPavilion dv6で、ノングレア液晶パネルだと、解像度は1920×1080のIPS液晶パネルとなるはず。商品説明には、古い・汚れ・小傷有りとはあるが、液晶パネルの割れなどには触れていなかった。ピントのあまい小さめな出品画像を目を凝らして確認すると、液晶パネルには光沢がなく、背景の映り込みがないようだ。ということで、海のものとも山のものともつかぬジャンク品を入札、競合する相手も対しておらずに破格の金額で落札できたのだ。

 

ノングレアフルHD解像度のIPS液晶パネルにコンバート

取り外したノングレアのフルHD解像度IPS液晶パネル
Core i7搭載Pavilion dv6のジャンク品から取り外した、ノングレアのフルHD解像度のIPS液晶パネル。

商品が到着したら、早速確認だ。メモリーとHDDを入れて、起動させてみることにした。メモリーは容量アップで余っていたたものを差す。HDDケーブルはないので、他のhpのパソコンからケーブルとHDDを拝借。電源をオンにすると、バチッという音が聞こえたので、慌てて電源コードを抜く。裏ブタを開けると原因がすぐに分かった。プリント基板にあるHDD接続用コネクターが若干浮いており、コネクターの一部が溶けていた。既に不具合があったのか、今回ショートさせてしまったのかは分からないが、HDDからは完全に起動不可となってしまったようだ。 

両面テープ留めのスピーカーカバー
前面ベゼル一体型だと思ったスピーカーカバーは、両面テープ留めの別体型だった。これが取り外せれば、液晶パネル交換への道がみえてくる。

ジャンク品のノートパソコンを購入したのは初めてで、すべて接続して起動すると思ったことが、裏目に出てしまった。あとで分かったことだが、メモリーだけ入れて、BIOSを起ち上げてみればよかったようだ。そんなことも知らず、知識不足だった。マックは、OS9が起動するタイプを中古で購入したことはあるのだが、ウインドウズパソコンの中古、それもジャンク品を購入したのは暴挙だったか。しかし、IPS液晶パネルありきなので、液晶パネルが無事なら充分なのだ。気を取り直してHDDを外し、メモリーだけ入れてBIOSを起ち上げてみることにした。ところが、ダンマリである。何回やってもダメなので、内蔵バッテリーと充電式バッテリーを外すことにした。

フルHD解像度IPS液晶パネルの表示不具合発生
RGBの同期がとれていないのか、画面表示が不具合に。ドライバーの更新や設定、再起動などで、通常の表示状態に戻ってくれた。

内蔵バッテリーを戻し、充電式バッテリーをつけずに電源だけで起動させてみる。するとBIOS画面が起ち上がった。ホッすると同時に、解像度1920×1080の液晶パネルであることが分かったのだ。いゃーよかった。けれども、これで終わったわけではない。液晶パネルのコンバートという大命題があるのだ。同じ筐体なので、上半分を交換してしまうことが簡単だ。しかし、自分のPavilion dv6のMADE IN TOKYOのベゼルと上蓋には、まったくキズがないのだ。ジャンク品の上蓋にはこすれた箇所やキズがあるので、液晶パネルを取り出して交換することにした。

画面表示の直ったフルHD解像度IPS液晶パネル
プリント基板にある液晶パネル用コネクターの位置が90度異なったので、フラットケーブルを捻ることで対応した。フルHD解像度とIPS液晶パネルで、視野角が広い快適な画面表示になった。

すべてが初めてのことなので、大変でもあり面白くもあった。hpマーク左右にあるスピーカーカバーのパンチングメタルみたいなプラ製パーツは、両面テープ留めになっていた。これに気づくまで前面ベゼルを外せなかったが、やっと液晶パネルまで辿りつけた。なんとか液晶パネルを取り外し、セットすることに成功、これでコンバートが終了した。前面ベゼルを取り付ける前に、起動テストを行ってみた。すると、期待とは裏腹にRGBの同期が取れていないのか、画面に線引きノイズが走り、色相もおかしくなってしまった。焦りながらもドライバーの更新や設定、再起動などで復帰を試みる。これが効いたのか、問題なく表示できるようになった。ついに念願のフルHD解像度のIPS液晶パネルとなったのである。